マッスルカードボード=重量物用ダンボール(強化ダンボール)の素材について
マッスルカードボード=重量物用ダンボール(強化ダンボール)は、1950年代にアメリカで誕生し、木箱に変わる包装資材として活用されてきた実績がある素材です。
重量物の梱包用木箱はもちろん、木製パレットや家具、簡易施設など、木材、鉄、アルミ、プラスチックに代わる耐荷重の大きさや高い強度が魅力の素材として、世界中で使用されています。
エンジン、半導体などの精密機械部品、また液体や粉末まで、重くてデリケートな荷物も梱包可能な、優れた素材です。
通常のダンボールは古紙をリサイクルして製造していますが、マッスルカードボード=重量物用ダンボール(強化ダンボール)はバージンパルプを主原料とし、通常よりも長い繊維が強度の秘訣。
パルプの長い繊維が感じられる“ざらっ”とした手触りのなかに、柔らかい繊維の産毛、紙の温もりも共存する、風合い豊かなタッチが特徴的な触り心地です。
また、表面はニスなどのコーティングをしておらず、また無漂白の、環境にやさしい無垢な素材。
残されている樹木の成分が、蛍光灯や直射日光などの紫外線に反応し、日焼けによる変色(一時的に赤くなり、数年を経てゆっくり黄褐色へ変化)などの現象が見られますが、これらはすべて天然素材をまるごと活かして作られている紙ならではの特性です。
「食品が触れても問題ない」素材として、FDA(Food and Drug Administration/米国食品医薬品局)から安全性を認められています。
食品パッケージ用途での認証も与えられており、小さなお子さまのいらっしゃるご家庭などでも、安心してお使いいただくことができます。